内科はさまざまな専門分野に分けられるのが特徴で、一般内科はもとより、消化器内科や呼吸器内科、循環器内科、血液内科などがあります。医療機関の中には、細分化されたいずれか1つの診療科目を標榜しているところもあるほどです。そんな特徴を持つ内科で専門的に働ける点は、看護師として働くうえで大きな魅力の1つといえるでしょう。
内科の看護師と一口に言っても、それぞれの分野に応じた内科の看護知識やスキルを持って仕事にあたることになります。そのため、興味のある分野を見つけやすい点や、特殊性の高い内科で働ける点も、ほかの診療科目にはない魅力として挙げられています。
細分化されている場合、一見するとどの内科を選べばいいか考えることが面倒くさいと思う人もいるかもしれませんが、それぞれの分野でより専門的な看護知識やスキルを身につけられるのです。看護師としてスペシャリストを目指すことができますし、関連する診療科目の勉強もできるため、視点や考えを広げられます。
また、内科の看護師の仕事内容は一般的な看護業務が中心ですが、一般的かつ基本的な部分を徹底的に身につけられるところもポイントです。基本をしっかり身につけておけばそのほかの診療科目でも応用がきくのはもちろん、新人の看護師やブランクがある看護師にとっては基本を覚えられる内科の存在は非常に大きくなります。このように、診療科目として基本の1つである内科には、スキルアップや専門性などの魅力があるのです。